研修は時間の無駄か?【2018年12月】

研修はご褒美だった

私はリクルートに在籍で研修をしていましたが、会社から派遣されて勉強をさせてもらえることは名誉なことでした。

現役著名コンサルタントによる特別な講座や、新進気鋭の経営学者などによるイノベーション創出ワークショップなどの講座がたくさん並び、それはそれはすばらしいラインナップでした。

普通に働いていては、なかなかお会いすることができない人と接点を持てるわけですから、参加社員のモチベーションも湧きます。

そんな研修を「時間のムダ」というような人は当然ほとんどいませんでした。

研修は希少価値の高いコンテンツだったのです。

 

ところが、現在のビジネス研修の多くは標準化、パッケージ化されています。

上述のように現役コンサルタントや経営者ではなく、「普通の」研修講師が、型ができあがったプログラムを粛々と伝達するというような形式だけのものがほとんどです

つまり、普通の研修はもう一般化してしまっているのです。

そんな研修に対して、受講者となる若者が「時間のムダ」と思うのは、極めて自然なことです。

つまらないから「時間のムダ」と思うのです。

さらに、現代では学ぶチャネルがどんどん多様化しています。

「Google先生」と呼ばれるように、知らないことがあれば検索すれば誰かが詳しく説明してくれています。

 

言い過ぎかもしれませんが、昭和から続くパッケージ的な研修はオワコン(終わったコンテンツ)なのかもしれません。

知識インプットも、刺激を受けることも、研修というパッケージ以外の方法のほうがもっと効果的なことがあります。

せっかく有限な時間・空間を拘束して、若者を何かに放り込むのであれば。 もう少し慎重になってあげてください。